小島会Ⅱ
妙高高原へ 5月2~3日
五月二日
朝、豊橋駅前に15名が集合。バスは国府で4名、土岐で2名を乗せ、松本駅へ。途中、駒ヶ根で休憩。新規参加、久しぶりの参加者がいるのは嬉しい。
が、後部座席を定席として、絶えることなく飲酒し、しゃべり続ける面々の不参加は寂しいといえば寂しい。居れば五月蠅(うるさい)のだが・・・。
松本駅で東京組(7名)と合流、「榑木野(ウレキノ)」本店でそば会席(?)の昼食後、松本ICから信越道に・・。
残雪の北アルプスの山々を眺めながら妙高に向かう。(筆者は3月に栂池、4月には遠見尾根に行ったが)今年は季節の進行がはやく、残雪が少ない。
長野手前のPAで休憩、妙高ICで降り「苗名滝」(ナエナタキ)を散策見学。「苗」とは、古くは「なゐ」「なえ」と読み、「地震」の意で「日本書紀」に用例があるそうだ。
滝はその名のごとく豪快。水量も多く、落差もあり、もっと近くに寄ることができれば、地響きを感じることもできたかもしれない。
宿泊は「アパリゾート妙高」。十人ほどが集まった幹事部屋では「社会学とは」など、なぜか高尚な話題が夜半まで・・・。
世間に拗ねてすべてを捨て一人旅に出る自分に憧れたり、一方、立場を明らかにして主体的に社会に「参加」する自分に憧れただけの者を、
小島会は“ここにいていいんだよ”と受け入れてくれる。
三日
早朝、「恋人の聖地」という名の展望台に・・。そこには「昔の男女」が数人。
風も強い。すぐ降りる。
朝食後、全員写真を撮って、いもり池に・・。水芭蕉は、やはり、季節の進行が早く見頃終了。妙高ICから長野へ。
峠の茶店「おぎのや」で昼食。善光寺をパスし諏訪大社へは、準之助さんの乗るバスの自然な流れ。下社で「御柱」の講釈を聞く。
東京組とは岡谷駅でお別れ。帰りのバスで「春にそむいて 世間に拗ねて 一人行くが 男の心」五木寛之作詞 などと唄って、しまった。
(読点「、」に意味あり)
記 向坂守行